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一級建築士・マンション管理士がマンション管理をサポート

 

マンション管理支援~大規模修繕工事設計コンサルまで

株式会社マンションみらい設計一級建築士事務所

 

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<守秘義務の厳守の為、実績等、個人情報保護の観点から概要のみ紹介しています>

管理組合支援とは何をする仕事か

― マンション管理士・一級建築士の立場から ―

分譲マンションの管理運営は、戸数規模や築年数、管理体制、居住者構成などによって状況が大きく異なります。
そのため、すべてのマンションに共通する「一律の正解」は存在しません。

管理組合支援とは、管理会社や工事業者の立場ではなく、管理組合側の視点に立って判断を整理し、適切な意思決定を行うための専門的な支援を指します。

このページでは、一級建築士・マンション管理士として、管理組合が判断する際の「基本的な考え方」を整理し、あわせて費用面の妥当性=トータルコスト管理の考え方をご説明します。


私たちの理念・役割 ― 管理組合支援のプロフェッショナル × トータルコスト管理

当社は、分譲マンションの管理を専門に扱う「専業のマンション管理士事務所」および「一級建築士事務所」です。
管理会社や工事業者の立場ではなく、管理組合の視点に立って物事を整理し、最適な意思決定を行うための専門的な支援を行います。

そして、日常管理から大規模修繕工事の設計監理まで、マンションの生涯にわたる支出=トータルコストを一貫して支援することが、私たちの最大の役割です。

(注意)日常管理でコストを削減しても、大規模修繕工事を高額で発注すれば、その効果は帳消しになるばかりか、修繕積立金の大幅な値上げにつながります。工事費の適正化なしにトータルコストは下がりません。

トータルコスト管理の3つの領域

領域内容
1 日常管理コスト管理委託費・保守契約・管理費会計の適正化
2 長期修繕計画コスト長期修繕計画の見直しと修繕積立金の根拠づくり
3 大規模修繕工事コスト当社が行うマンション改修設計コンサルタントによる工事費の適正化と談合排除
  • 専門家は「決める人」ではありません。判断材料を整理し、選択肢を示す役割です。
  • 「一律の正解」は存在しません。戸数・築年数・体制で最適解は異なります。
  • 最終的な判断は管理組合自身が行います。納得して決められる環境づくりが本質です。

最近の傾向 ― 大規模修繕工事の「改修設計コンサルタント」のご依頼が急増しています

大規模修繕工事をめぐる談合問題が後押しとなり、管理会社や施工会社任せではなく、管理組合側に立つ専門家に工事費の適正化と発注の透明化を求める動きが広がっています。
→ 関連記事:マンション大規模修繕工事の談合報道と管理組合の自衛策


なぜ専門家の支援が必要なのか ― 管理組合が直面する4つの課題

多くの管理組合が、次の4つの課題に同時に直面しています。

課題内容
建物
高経年化と高齢化
築35年を超えると修繕工事が急増します。建物の老朽化と区分所有者の高齢化という「2つの老い」が大きな課題となっています。
資金
資金不足と大規模修繕
適切な修繕を行うためには高額な修繕積立金の徴収が必要となり、資金計画の抜本的な見直しやコストの最適化が求められます。
体制
管理体制の形骸化
理事のなり手不足や、長年の管理会社任せの運営により、必要なルールの変更や合意形成が停滞してしまうケースが増加しています。
工事費
工事費の不透明さ
相見積が形式的になり、談合や割高な発注に管理組合が気付けないことがあります。工事費の妥当性を判断できる立場が不在です。

これらは特別な問題ではなく、多くの管理組合が直面する課題です。


トータルコスト管理とは ― 3つの段階でコストが漏れていきます

マンションの費用は「管理費」と「修繕積立金」の2本立てです。いずれも区分所有者の負担でありながら、一度決まった支出は見直されにくく、日常管理・修繕計画・大規模修繕工事のそれぞれの段階でコストが漏れていきます。

段階支出の性格コストが漏れやすいポイント
日常管理毎年の支出・管理委託費が相場より高止まり
・仕様(業務内容)と価格が不釣り合い
・保守契約の重複・過剰な点検
長期修繕計画5年ごとの見直し・管理会社作成の保全的・過剰な計画
・実勢単価が反映されていない
・積立金の急激な値上げにつながる
大規模修繕工事12〜15年周期の支出・管理会社・施工会社主導の発注
・談合による割高な受注
・数量の水増し・不要な工事項目

トータルコスト管理とは、目先の値下げではなく「30年先まで見据えた支出の適正化」です。
必要な修繕は確実に行い、不要な支出と不透明な発注をなくす。その判断材料を管理組合にお渡しします。


結論:管理組合支援は「問題が起きたときだけ」のものではありません

管理組合支援は「トラブルが起きたときにだけ依頼するもの」ではありません。
本来の役割は、

  • 管理組合が自ら判断できる状態をつくること
  • 問題が大きくなる前に軌道修正できる体制を整えること
  • 支出の根拠を常に確認できる状態を保つこと

といった、継続的・予防的な支援にあります。

コストも同じです。契約した後の管理委託費や工事費は下がりません。
「決める前」に専門家が関わることで、はじめてトータルコストは適正化できます。


管理組合支援の基本的な考え方と注意点

基本的な考え方

管理組合支援を行ううえで、次の点を前提に考えます。

  • すべてのマンションに同じ正解はない
  • コスト削減だけを目的にしない
  • 管理会社や工事業者を必要以上に敵視しない
  • 最終的な判断は、管理組合自身が行う

専門家は「決める人」ではなく、判断材料を整理し、選択肢を示す役割を担います。

注意点

管理組合支援は、管理組合に代わって意思決定を行うものではありません。専門家の役割は、

  • 状況を整理する
  • 判断に必要な情報を提示する
  • メリット・デメリットを明確にする
  • 費用の根拠と相場を示す

ことであり、最終的な選択は管理組合が行うべきものです。


管理組合支援で行う主な内容

管理組合支援の内容は、大きく次の3つの分野に分かれます。いずれの分野にも「コストの視点」を組み込みます。

運営:管理運営に関する支援

  • 管理規約改正の考え方
  • 理事会・総会運営の支援
  • 外部専門家(顧問・外部役員)の活用

コストの視点:管理費会計の見直し、滞納対策、無駄な支出の洗い出し

契約:管理会社・委託契約に関する支援

  • 管理会社変更の判断基準
  • 管理委託契約の見直しポイント
  • 業務仕様と委託費のバランス検証
  • ご依頼によりリプレース(管理会社変更)も支援

コストの視点:日常管理コストの適正化(委託費・保守契約)

修繕:建物・修繕に関する支援

  • 長期修繕計画の考え方
  • 大規模修繕をどう考えるべきか
  • 設計監理方式の考え方
  • 修繕委員会・外部修繕委員の支援

コストの視点:工事費の適正化・談合の排除(マンション改修設計コンサルタント)


管理組合支援が必要になる主な場面

次のような状況では、管理組合支援の必要性が高まります。

  • 理事のなり手が不足している
  • 管理会社任せの運営になっている
  • 大規模修繕工事を控えている
  • 管理規約改正や法改正への対応が求められている
  • 合意形成が進まず、話し合いが停滞している
  • 管理委託費や工事費が妥当か判断できない

これらは、特別な問題ではなく、多くの管理組合が直面する課題です。以下、分野ごとに考え方を整理します。


日常管理コストの適正化 ― 管理委託契約の見直し

管理委託費は毎年発生する最も大きな日常支出です。「高いか安いか」ではなく「仕様と価格が釣り合っているか」を検証します。

管理委託費の主な構成

事務管理業務会計・出納・理事会総会支援
管理員業務受付・立会・巡回
清掃業務日常清掃・定期清掃
建物・設備管理業務点検・保守(エレベーター・消防・受水槽等)

見直しの進め方

  1. 現契約の棚卸し:仕様書・金額・再委託先を業務ごとに整理
  2. 必要性と頻度の検証:実態に合わない業務や重複した点検を洗い出す
  3. 同一仕様での相場確認:複数社見積(同じ仕様書)で価格水準を把握
  4. 交渉または変更判断:現管理会社との条件交渉/必要な場合のみ変更

注意点

  • 管理会社変更は「手段」であり「目的」ではない
  • 値下げだけを求めると、業務の質と管理員の定着が落ちる
  • 仕様を減らす判断は居住者の生活に直結する
  • 管理会社を必要以上に敵視せず、対等な関係を築く

適正化=質を保ったまま、根拠のある価格にすることです。

管理会社変更を検討すべきタイミングと判断基準

管理会社への不満があるからといって、必ずしも変更が最適解とは限りません。重要なのは「好き嫌い」ではなく、現状の課題が「委託内容の見直しで解決できるのか」「管理会社の変更が必要なレベルなのか」を切り分けることです。

委託内容の見直しで改善できることが多い例:フロント担当者の対応にムラがある/連絡方法や報告頻度が曖昧/理事会資料が分かりにくい/管理員業務に抜け漏れがある → 仕様書・報告書式・運用ルールの再設定で改善できる可能性があります。

管理会社変更を検討すべき代表的な判断基準:

  1. 管理の品質が一定水準に達していない:点検手配・報告の不備、設備不具合への初動の遅れ、議事録・報告書の誤りが繰り返される
  2. 会計・契約管理が不透明:支出根拠(見積・相場・数量)の説明が弱い、契約更新が慣例で進み比較検討がない
  3. 意思決定プロセスが形骸化している:理事会に検討材料が出ず承認だけ求められる、重要工事が「いつの間にか決まっている」
  4. 修繕・更新工事の進め方に偏りがある:いつも同じ業者・系列ルート、相見積が形式的で比較の前提が揃っていない
  5. 改善要求が仕組みとして機能していない:「改善要求→期限→確認→再発防止」が回らない場合、担当者ではなく組織的な改善力の問題です

変えない方がよい(時期をずらす)ケース:大規模修繕の直前で引継ぎリスクが高い/理事の体制が弱く選定・交渉が回らない/問題が委託仕様の曖昧さに起因し改善余地が大きい/値下げだけが目的になっている(品質低下リスク)

変更する場合の進め方:①目的(改善点)を文章化する → ②現行契約(管理委託契約・仕様書)を確認する → ③比較条件(管理員の勤務条件・フロント体制・会計出納の範囲・緊急対応・報告書式)を揃えて相見積・提案を取る → ④引継ぎ計画(鍵・図面・契約書・台帳・滞納管理・修繕履歴)を先に決める。
管理会社変更は、「変えること」ではなく「管理組合が主体性を取り戻すこと」が本質です。

→ 関連記事:マンション管理業者への全国立入検査結果(令和7年度)― 管理組合のチェックポイント


管理規約改正はいつ・どのように考えるべきか

結論:管理規約改正は「一律」には必要ありません

法改正や標準管理規約はあくまで参考です。重要なのは、「今のマンションの実態に合っているか」「運営上の支障が出ていないか」であり、無理のない範囲で管理組合が判断することが基本です。

検討すべき主なケース

  • 管理規約が長期間改正されていない
  • 実際の運営方法と規約内容が合っていない
  • 理事会・総会の運営で混乱が生じている
  • 法律が改正された時(令和7年 区分所有法改正・標準管理規約改正)
  • 現行規約で大きな運営上の問題が生じている
  • 管理組合内で合意形成が見込めない

標準管理規約との向き合い方

標準管理規約は、国が示す一つのモデルであり、そのまま採用することを前提としたものではありません。
マンションの規模や体制に応じ、考え方や規定の方向性を確認する参考資料として選択的に検討する姿勢が重要です。

管理規約改正を進める際の注意点

  • 専門用語が多く、内容が区分所有者に伝わりにくい
  • 一部の意見だけで進めると反発が生じやすい
  • 管理会社や外部業者主導で進むと、理解が追いつかない
  • 使用細則の変更は、実情に応じた内容にする
  • 専門家に依頼する場合は、支出する予算の確保が必要

外部専門家等に支援を求め、適法な管理規約に改正することが重要です。管理規約改正では、規約の内容そのもの以上に「合意形成の過程」が重要になることが少なくありません。

規約は費用負担(管理費・修繕積立金・専有部分の扱い)のルールそのものであり、トータルコスト管理の土台です。

→ 詳細:令和8年 管理規約改正サービスの詳細


長期修繕計画の役割と「5年ごと」の見直し

マンションは日常的なメンテナンスだけでは経年劣化に対応しきれません。長期的に良好な状態を維持するためには、マンションの実態に適した長期修繕計画をたてることが大切です。

長期修繕計画が必要な4つの理由

  1. 将来の修繕工事に備えるため
  2. 修繕積立金の金額設定の根拠とするため(区分所有者に納得してもらうための重要な根拠となります)
  3. 円滑に修繕工事を実施するため(予め工事内容を把握し、スムーズに準備を進められます)
  4. 資産価値の維持・向上につなげるため(売却時の提出や、管理計画認定・ローン審査等で有利に働きます)

長期修繕計画作成ガイドラインは、国土交通省が「快適な居住環境の確保や資産価値の維持向上」を目的に策定した、計画の作成や見直し時に使える「標準的な様式」と「留意点」を示したガイドラインです。近年、マンション管理計画認定制度が創設されるなど管理の重要性が高まっており、令和6年にはより充実した内容へと改訂されました。

5年ごとの見直しで確認する4つのポイント

長期修繕計画がマンションの実態と合っていないと、必要な修繕が実施できなかったり、過剰な修繕でコストの無駄遣いが生じます。そのため、5年を目安に定期的に見直すことが重要です。

  1. 修繕項目の抜けや漏れがないか確認する:分譲時の計画は竣工前に作られているため、実際の仕様と異なる場合があります。工事途中の設計変更が反映されていないと、修繕積立金の根拠として機能しなくなります。
  2. 実勢単価に合わせる:物価や人件費は右肩上がりで、工事単価も値上がりしています。長年見直していないと、項目に漏れがなくても実際の工事費が大幅に高くなります。放置すると「3倍・4倍の急激な値上げ」が必要になるリスクがあります。
  3. 劣化状況に応じた修繕方法・周期の変更:「計画で○年目だから」と機械的に工事を行うのではなく、実際の劣化状況に応じて周期を変更します。第三者による「建物劣化診断」に基づく計画反映を推奨します。
  4. 管理組合の「方向性」を反映させる:管理会社が作成する計画は保全的で過剰(リスク回避型)になりがちです。完璧に修繕するか、コストを抑え実態に沿うかを決めるのは管理組合です。高経年マンションでは「取り壊すか、修繕で延命するか」の観点も重要です。

管理の方向性を定め、計画に落とし込むことが「実効性の高い長期修繕計画」に見直す最大のポイントです。


大規模修繕工事はいつ・どのように判断すべきか

大規模修繕工事は、最も金額が大きく合意形成が難しい意思決定の一つです。「築○年だから」「周囲がやっているから」ではなく、今のマンションにとって本当にその時期・内容が適切かどうかを管理組合自身が判断することが重要です。

結論:大規模修繕は「時期」と「目的」を切り分けて判断すべきです

「築年数」だけで一律に判断すべきものではありません。「なぜ今行うのか」「どこを直す必要があるのか」「何を改善したいのか」が明確でなければ、工事を行っても満足度は高くなりません。

まず確認:本当に「大規模修繕」が必要か

調査・診断なしで進めると過剰工事のリスクがあります。

  • 建物の劣化状況は、実際にどの程度か
  • 不具合は「部分的修繕」で対応できないか
  • 美観の問題か、性能・安全性の問題か

急がない方がよいケース:劣化が限定的で部分修繕が可能/合意形成が不十分/修繕積立金とのバランス不良/次回以降の修繕を考えると時期をずらした方が合理的。「今やらないといけない理由」が整理できない場合、無理に進める必要はありません。

大規模修繕を検討すべき代表的な5つの判断基準

  1. 劣化が進行し、部分修繕では追いつかない:外壁や防水の劣化が広範囲に及び、漏水・浮き・剥離が複数箇所で発生。「その都度対応」から「計画的修繕」へ切り替える時期です。
  2. 長期修繕計画と実態が合っていない:長期間見直されておらず、工事項目や金額が現実と乖離。大規模修繕は長期修繕計画の見直しとセットで考えるべきテーマです。
  3. 修繕積立金の使い方が判断できなくなっている:「余らせすぎ」「使いすぎ」の判断基準がなく、次回以降への影響が見えない。金額の大小ではなく「将来とのバランス」で判断する必要があります。
  4. 工事内容の説明を受けても判断できない:工事項目の必要性や数量・範囲の根拠が不明、見積書の違いが判断できない。この状態で進めると、管理組合が主体的に判断できないまま工事が決まります。
  5. 管理会社・業者主導で話が進んでいる:修繕時期や内容が既定路線になっており、業者選定のプロセスが不透明。大規模修繕は管理組合が主導すべき意思決定です。

大規模修繕の進め方と専門家の役割

進め方で失敗しやすいポイント

大規模修繕で失敗が起きやすいのは、次のようなケースです。これらは工事そのものではなく、「進め方」に起因する問題です。

  • 調査・診断が形式的になっている
  • 工事内容が先に決まり、理由が後付けになる
  • 相見積が「金額比較」だけになっている
  • 工事の妥当性をチェックする立場がいない
  • 管理会社に任せてしまう
  • 設計コンサルを企業規模だけで選ぶ
  • 設計コンサルが施工会社と癒着している(談合の温床)

専門家の役割

専門家の役割は、工事を請け負うことではありません。専門家は、信頼できる一級建築士事務所に依頼することが重要です。大規模修繕工事は小規模事務所でも十分対応でき、工事価格も低額で実施できる事例が多数あります。
以下のサポートを通じて、管理組合が納得して意思決定できる環境を整えます。

  • アンケートによる意見収集
  • 正確な建物劣化診断調査
  • 必要な工事範囲の提案
  • 数量・範囲・金額の適正な提案
  • 施工会社の公募と同一条件での見積比較
  • 管理組合が分かりやすい資料の提案

工事費の適正化と談合の排除 ― 設計監理方式の仕組み

マンション改修設計コンサルタント(当社)が管理組合側に立ち、「仕様を決める人」と「工事をする人」を分離することで、価格と品質の両方を守ります。

設計監理方式の流れ

  1. 建物劣化診断:現状を正確に把握(第三者の目)
  2. 設計・仕様書・数量表の作成:どこを・どの方法で・どれだけ直すかを確定
  3. 施工会社の公募・見積参加公募:特定業者の推薦に頼らず広く募集
  4. 同一条件での見積比較・ヒアリング:同じ仕様・同じ数量で価格を比較
  5. 総会承認・請負契約:管理組合が根拠をもって決定
  6. 工事監理:数量・品質・追加工事の査定

談合を排除し、工事費を適正化する5つの仕組み

1 公募による幅広い参加管理会社や特定業者の推薦に頼らず、参加希望会社を公募で募ります。
2 同一仕様・同一数量による比較見積書を同じ条件でそろえ、金額の横並びや不自然な辞退を検知します。
3 設計コンサルタントの独立性施工会社からの紹介料・バックマージンは一切受け取りません。
4 見積内訳の精査単価・数量・諸経費の妥当性を項目ごとに検証し、根拠を説明します。
5 工事中の監理追加工事・数量変更を査定し、契約後の膨張を防ぎます。

国土交通省も、設計コンサルタントを利用した大規模修繕工事の発注等について注意喚起を行っています(平成29年通知)。


日常管理から大規模修繕まで ― 当社の主な業務

マンション管理士事務所と一級建築士事務所の両機能により、管理運営と建物の両面からトータルコストを管理します。

マンション管理士事務所の主な業務

分譲マンションの管理運営における法務・会計・運営の最適化をサポートします。

  • マンション管理に関する相談業務/理事会顧問業務(管理組合支援)
  • 第三者管理に関する業務(外部役員・監事就任・管理者方式支援)
  • 管理規約・管理委託契約・長期修繕計画の抜本的な見直し支援
  • 管理会社変更支援/マンション管理適正化診断サービス
  • 管理費滞納者対応支援/マンション管理計画認定制度申請支援

一級建築士事務所の主な業務

建築と設備の高度な専門知識で、大切な資産である建物を適正に守ります。

  • 建物劣化診断業務/長期修繕計画作成(見直し)業務
  • 大規模修繕工事の設計監理業務(設計監理方式/プロポーザル方式)
  • 各種設備更新工事(給排水管・インターホン・エレベーター等)設計監理
  • 修繕委員会顧問(外部修繕委員)/耐震診断/建替え・敷地売却支援
  • 見積書のセカンドオピニオン(工事費の妥当性検証)

支援事例

守秘義務の観点から、概要のみご紹介します。

【事例1】管理不全からの再生 ― 外部役員(監事)としての支援(単棟型 54戸)

直面していた課題:修繕積立金の値上げを見送り続けた結果、資金不足に陥り、大規模修繕工事が実施できず管理不全の状況でした。

  • 資金の確保:空き駐車場の借り上げ会社を紹介し、使用料で補填する仕組みを作りました。
  • コストの大幅削減:機械式駐車場排水ポンプ・給水ポンプの更新工事を、管理会社提案見積の約50%の費用で実施しました。
  • 将来計画の適正化:インターホン更新工事を約70%の費用(性能アップ)で実施し、並行して長期修繕計画の現実的な見直しを行いました。
  • 安全性の改善:降雨時の転倒事故が起きていた玄関アプローチを、管理会社予算の約1割強の費用で全面タイル張替えしました。
  • 競争入札の導入:機械式駐車場の塗装工事で競争入札を行い、コストダウンを実現しました。
  • 大規模修繕工事の改修設計に着手:借入を前提とした長期修繕計画に基づき、遅延していた大規模修繕工事の実施(2027年目標)に向けて改修設計に着手しました。
  • 長期修繕計画からのコスト管理:2024年に長期修繕計画を見直し、2024〜2026年の計画金額に対して約57%のコストダウンを実現しました。

【事例2】大規模修繕の適正化 ― 設計監理コンサルタント業務(単棟型 46戸)

直面していた課題:第3回目の大規模修繕工事において、前回施工会社から提出された見積金額が、準備していた修繕積立金を大幅に上回る高額なものでした。

支援プロセス:当社へご相談いただき、一級建築士の専門的知見から設計監理コンサルタントとして介入。工事項目と単価を徹底的に精査し、施工会社を公募で選定しました。

支援の成果:大規模修繕工事およびインターホン更新工事の両方を、既存の修繕積立金の範囲内で実施することに成功しました。「工事費の適正化を実現し管理組合運営に貢献した」として、管理組合様より感謝状をいただきました(令和7年6月)。


まとめ:管理組合支援の本質

管理組合支援とは、
「問題を解決すること」そのものよりも、
「問題が大きくならない管理体制をつくること」

に本質があります。

マンションごとの状況に応じて、管理組合が納得して判断できる環境を整えること。
そして、その判断の一つひとつが「適正な支出」につながること。
それが、管理組合支援の役割です。


監修・支援:マンションみらい設計

マンションみらい設計は、一級建築士・マンション管理士の両資格を保有する専門家として、管理組合の視点に立ち、日常管理から大規模修繕工事の設計監理まで、トータルコスト管理を一貫して支援いたします。

「私たちのマンションには、いま何が必要か?」

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