マンション管理士とは
マンション管理士は、専門知識をもってマンション管理組合の運営、大規模修繕等を含む建物構造上の技術的問題、その他マンションの維持・管理に関して、管理組合の管理者等又はマンションの区分所有者などの相談に応じ、適切な助言や指導、援助等のコンサルティング業務を行います。
マンション管理のスペシャリストとして、主に管理組合の立場でマンション管理に関する様々な問題の解決をサポートすることを業務としています。
増え続ける分譲マンションで、様々な問題が発生して社会問題化してきたことから「私有財産と同時に社会的資産でもあるマンションの資産価値を維持し、スラム化を防ぎ、適正なマンション管理を行う」ことを目的として、2000年に制定されたマンション管理適正化法に基づく国家資格としてマンション管理士が誕生したもので、 資格取得後“登録”したものしかマンション管理士の名称は使用できません。
国土交通省が「マンション管理の標準指針」として 定めた「標準管理規約(第34条)」にも「管理組合は、マンション管理士その他、マンション管理に関する各分野の専門的知識を有する者に対し、管理組合 運営その他マンション管理の管理に関し、相談したり、助言、指導その他の援助を求めたりすることが出来る」と位置づけてその費用を“管理費” から支出することを正面から認めています。 (第27条 管理費は、次の各号に掲げる通常の管理に要する経費に充当する。 第9号 専門的知識を有する者の活用に要する費用)
また、マンション管理士は業務で得た情報は、法律(マンション管理適正化法)により、厳しい守秘義務が課せられています。
こんな悩みや問題はありませんか
自主管理マンションだが、どうしたらよいのか分からない❓
管理組合の運営は、うまくいっているのか心配❓
管理会社は、契約通りの業務を行っているのかわからない❓
毎月の『管理費』『修繕積立金』は、よそのマンションと比べて適正なのか❓
大規模修繕工事を行ったが工事費は適正だったのか疑問❓
長期修繕計画は、適正なのか❓(見ても分からないので確認してほしい)
マンションの火災保険の更新の内容がわからない❓
高齢化により理事のなり手がなくて困ってる
管理会社に不満があり管理会社を変更してほしい
住んでいるマンション雨漏れ・漏水があるが直らない(建物に関する相談)
マンションの劣化状況を調べてもらいたい
管理会社とマンション管理士の違いが、わかりますか
“快適なマンションライフ、資産価値を守る環境つくりにお手伝いする”点では、マンション 管理士と管理会社は目指す方向は同じです。
管理会社は会社組織として管理費等の収納コストの低さやコンピューターを使用した会計処理システムなどマンション管理士にできないノウハウ等を持っています。しかし日本では国土交通省に登録している管理会社は約2400社にも及びますが、残念ながら、会社規模による信用力や財務内容に問題がある管理会社、「マンション管理適正化法」をきちんと遵守していない管理会社がまだまだ多く存在します。
「マンション管理士」は、管理組合側に立ち場で管理組合運営が円滑に運営できるよう管理会社の業務を監視し管理会社が適正な業務を行い管理組合に有益となるようサポートを行います。また、理事会役員に重要な判断を求められた時には、信頼できる助言を行い適正な判断ができるようサポートします。
管理会社からの値上げ要望や業務が管理委託契約書通り行われているかのチェックも「マンション管理士」の業務となります。
管理組合の役員は、輪番制が多く役員の任期も1年がほとんどです。ほとんどの役員さんがマンションの運営方法やマンションに関わる法律を知らないのが実態です。対する管理会社は管理を専門とする業者ですから何も知らない役員さんに対し管理会社の利益目的を追求する方向へと誘導していきます。
「マンション管理士」は、管理組合の役員の重要な見方となり知恵袋となります。
役員の多くは勤務する会社があり、マンションの法律を1から学ぶことなどできません。
管理会社との契約は会社同士の契約に等しく大きなお金が動くビジネスです。管理会社を注視しなければなりません。
「マンション管理士」が管理組合をサポートをする唯一の存在であり、管理組合の知恵袋として活用することで将来に渡って収支を改善しローコストで充実した管理組合運営を目指してください。
皆様のマンションの未来をご提案・気軽に相談できるマンション管理士事務所