多数決決議について
区分所有法が改正され2026年4月1日に改正法が施行されれば、「多数決決議」による決議ができるようになります。
しかし、注意すべき点も増えることになります。
普通決議の場合
従来であれば | 賛成 2名 | 反対 1名 | 回答無し2名 | 所在不明者1名 | 賛成2名<反対4名 | 拒否 |
改正後 | 賛成2名 | 反対 1名 | 回答無し2名 | 所在不明者1名 | 賛成2名>反対1名 | 可決 |
※改正後は、無回答(無関心層)及び所在不明者(裁判所の決定が必要)を母数から除外することにより、「賛成2」「反対1」で可決とすることができるようになります。
特別決議の場合
区分所有者数50のマンションを想定した場合
従来であれば | 賛成35名 | 反対4名 | 回答無し10名 | 所在不明者1名 | 賛成35名<反対15名 | 否決 |
改正後 | 賛成35名 | 反対4名 | 回答無し10名 | 所在不明者1名 | 賛成35名>反対4名 | 可決 |
※建て替え等(再生)に関する決議は、特別決議とは違いますのでご注意ください。